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inayamafumitaka’s official diary

プロジェクトマネージメント/人材育成・研修/執筆/書評・・・執筆・講演をお受けします。Twitter(@inayamafumitaka)のDMでコンタクトしてください  ☆アジャイルジャパン(4月13日)登壇します!!

「世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書」佐藤知一 技術評論社

佐藤先生から献本いただきました「世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書」を読み終えたので、その書評です。
本書のタイトルやおわりにに書かれているように、

「外に出て新しい自分を試してみたい」と思う人たちの力に少しでもなりたくて

 書かれた本になっています。
この本はストーリー仕立てになっているところはわたしの「アプリ開発チームのためのプロジェクトマネジメント ~チーム駆動開発でいこう!~」と似ていますが、こちらは「世界を動かす」が舞台になっているだけスケールが大きくなっています。

わたしが執筆した際には久しぶりにPMBOKを読みなおしましたが、「世界の~」を本を読むことでWBSの作成についてこれまで疑問に思っていたことの1つのモヤモヤが解消できたのでした。
これまで一部のSEさんが作るWBSでワークパッケージ至る展開で不揃いなケースを見たとき、そうなる理由がよくわからず、ずっとモヤモヤしていました。
そのモヤモヤが「世界の~」の「アクティビティリストの例」表を見たとき「これだったのか!」と腑に落ちたのでした。

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そのモヤモヤはワークパッケージを同じレベルで見たときにレベル感が一致していないことから感じていたのでした。
わたしがWBSを分解してワークパッケージを展開する際には、暗黙でワークパッケージに対して成果物を紐づけていたのでした。だからワークパッケージと成果物が紐づけられていないワークパッケージを見るたびに無意識に違和感を感じ取っていたのです。
そのモヤモヤが「アクティビティリストの例」のアクティビティの並びにアウトプットとして成果物を記載する列が用意されているのを見たことで腑に落ちた、となったわけです。

この本を進めるなら、これから自分でWBSを作成するシステムエンジニアWBSの作成が今一つなシステムエンジニアに薦めたいと思います。世界を動かすようなプロジェクトにアサインされていなくても、WBSをきちんと書き、WBSを維持しながら仕事を進めることの大切さが書かれているからです。

あと、この本のストーリーは日本から見て海外のパートナーと協業する設定になっているからこそ、契約やコミュニケーションについて丁寧に物語を展開されています。これは海外のプロジェクトだから「国内のプロジェクトを担当する自分には関係ない」なんて思ったらもったいないです。国内のプロジェクトだからこそ、お互いが暗黙で期待をするようなビジネスをするのではなく、提供するITサービスはどのような契約の上に成り立っているかを知る機会にするとよいと思います。

 

 

 

 

アプリ開発チームのためのプロジェクトマネジメント ?チーム駆動開発でいこう!?

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