inayamafumitaka’s official diary

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エンジニアとヘルスケア

駆け出しエンジニアも0x20年も続けていると、勝手に時の方がアラカンに足を突っ込んでくれる。

頭は相変わらず冴えていないけれど、視力は良い。裸眼だし、老眼もまだ、こんにちわしてこない。

仕事は、2002年1月から在宅で、2020年は数回、2021年はまだ未出社だ(年内に1回は出社しなければと思っている)。

昨年ののうちに、自宅の作業スペースは設備を整えた。整えすぎて、出社すると環境が見劣りするから、ますます出社の口実がなくなっていく。EIZOの4kディスプレイ、スチールケースのSLIQ、SHUREのマイク、RODEのアーム、高島屋でお値打ちのカーペット、apple music、etc。

出社、つまり通勤がないというのはとても良い。もともと、通勤なんて労働する前に体力を消耗するのだから、生産性を気にするなら選択肢としてあり得ないのは明白である。オフサイト(執務室)にいるからといって、やっているのは担当業務の進捗である。一緒の場所で仕事をする理由にはならない。

オフサイトが必要なのは、オンボーディングをソフトランディングさせるためのコミュニケーションの撮りやすさ、チームメンバの日常の異変に気づく、などでしかない。

執務室をウォークスルーすれば、あのエリアはインサイドセールスで誰それさんの場所とか、ニュージョイナーの誰それさんがいるな、とか、顔と名前を薄い記憶に記録することくらいだ。それも意識して、である。

その代替はいくらでもできる。オフサイト以上に、ターゲットに自分の時間をシェアする。本質とはシンプルである。ただ実践は難しいのも同様であるから失敗も多い。

4月から2名のスタッフ、9月から1名のエンジニアを迎え入れ、本質を忘れず、自分の時間をシェアして、垂直にオンボーディングする。自分の進捗より時間をシェアするのは将来への投資であるから、それはしなければならないことだ。

おかげさまで、スタッフもエンジニアも期待以上で(もちろん、スタッフにもエンジニアにも機体を最初に話している)、他のチームから見ても安定していると言ってもらえているのは嬉しいことだ。

違和感と限界

目は良い。老眼でもない。とは言え、疲労しないわけではない。今年に入っていつからか、首、肩、肩甲骨などあちらこちらの閾値が超え始めた。体調もあまり芳しくない(別の事情で風邪を引きやすくなった)こともある。

今年の夏、8月、9月はそのピークだった。ピークの前、初夏の頃から、webで整体、カイロプラクティスなど検索が増えた。

池波正太郎は、定期的に鍼灸師にかかっていたとエッセイで読んだことも記憶にあったからかもしれない。

検索結果は、どうも芳しくない。スポンサーは論外として、チェーンぽい店は投稿数が3桁と異常に思えるほどだし、一方、個人の整体師は、良くも悪くも評価がないところが多いし、サイトを用意してあったとしても、ちょっとこれはと閉口する。

対処療法として、首、肩、肩甲骨や背骨の左右それぞれにサロンパスを貼り、ひどいときは日に2回くらい張り替えるようになった。それは毎日のことだから、次第にかぶれるのである。誰に見せる背中ではないが、よろしくないということは誰にでもわかる。

その上、葛根湯を頓服して緩和するのだから、とうに限界だった。

ワイフのアシスト

ワイフが仕事の移動中に、手配りしている人から、わざわざ名刺をもらってきてくれた。何度も体調がひどいとこぼしていたのを心配してくれたからだろう。

名刺には、初回は割引と書いてある。名前を検索すると場所は近場のようだ。案の定、評価はない。

ただ、限界を超えていたこともあって、合わなくても初回割引の値段(¥3k/90min)ならいいかと、意を決して電話を入れる。

初回は、9月12日だった

技術を持つ専門家はめんどくさい奴が多い

問診にあたるのだろうか、症状を伝える。首、肩、肩甲骨がひどいと伝える。施術用のベットにうつ伏せになり、触診しながら状態を診断していく。

「10年、20年の疲労ですね」

おお、そうか。そうだな。0x20年も駆け出しエンジニアをやっているのであるから、そうだな、と思ってしまう。年の単位がデシマルかヘキサかは知らんけど。

初回は、首を重点的に、肩、背中まででタイムアップである。それほど酷かったのだろうということは、最近は、腕や足までマッサージされるようになったのでわかったことである。

プロファイルを聞く。

ここではいつからか。その前はどうか。その人の背景に関心を持ち、踏み込んで本人が話したい線まで話してもらうのがコミュニケーションの距離作りには必要である。

技術習得を続けていること、近隣の同業者に身銭を切ってリサーチしていること、自分で手配りして広報していること、整体師としての稔侍をきく。

得てして、技術に自信を持っていて、実際、ああ、すごいなと思える専門家は面倒くさい。それに当てはまる人だった。

あたり判定である。

初回は、整体師自身が不完全燃焼でタイムアップの90分となった。間を開けず、3日後くらいには来て欲しいという。

平日、夕方。

在宅なら、勤務を終え、車で移動しても余裕だ。その場で、日時を決め、予約する。

気づくと対処療法をしなくなっていた

初回後から6週、続けて同じ曜日、時間に通っている。首の辛みは取れ、首筋の引っ掛かりもようやく5周目には解放された。肩もつきものが取れたようだ。背中はまだ、らしい。

ここ 3回は、腕や足までカバーするようになった。ようやく、全身をひと通り整体してもらえるようになった。

整体に通うようになって、サロンパスはお役御免となった。葛根湯は風邪の緩和になるので必要に応じて。

仕事スペースのレイアウトも若干変えた。

サブディスプレイは、PCの左側に置くのが20年来の基本レイアウトであった。それをPCの上に持ってきた。身体を捻らないようにした。

不思議なことに、それまでは無意識に足を組んでいたが、ディスプレイの配置を変えたからか、スチールケースのチェアに腰を奥深く座るように意識するようになったからか、足を組まなくなった。

首も前のめりにならないよになった。

保守は継続して意味がある

エンジニアであれば、保守(メンテナンス)は継続して意味を持つ。必要な技術コストは負担する。どれも当たり前すぎて言語化するのは馬鹿らしいくらいだ。

ましてや再構築やリプレースできないなら、一層、そうなのである。

それがエンジニア自身の身体だ。

不慮の病は発生確率の問題であるから、それは議論の外として、疲労はメンテナンスをしなければならない。それをする、しない判断は、身体のオーナのエンジニア自身である。あなたの身体に幾らの値をつけるか。

ただ、メンテナンスをするにしても、やった雰囲気では投資に見合わない。効果を得られない。信頼に値する専門家を、時間と身銭を切って選ばなければならない。

たまたま1回でSSRを引けたからよかったが、もし、そうでなかったら、まだ対処療法をし続けていたかもしれない。それを思うだけでゾッとする。

2回目は、JPY5k(1回/90min)である(保険適用外)。

症状によるが、隔週や月次になればサブスクのようなものだ。悪くなってから病院に行くより自由だし、トータルで安くつく。

ということで、エンジニアにもう少し、ヘルスケアを。

通っている整体院のリンクを共有する。あまり混むようになっても困るが、エンジニア界隈で知られて欲しい。

あなたに合えばとても嬉しい。あくまでも、あなたと整体師の相性だけど、とにかく騙されて欲しい。

予約するとき、私の名前を出すと整体師も喜ぶと思うので、ぜひ(キックバックはないので)。

あと、行くときは長袖、長ズボンで。

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