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inayamafumitaka’s official diary

プロジェクトマネージメント/人材育成・研修/執筆/書評・・・執筆・講演をお受けします。Twitter(@inayamafumitaka)のDMでコンタクトしてください  ☆アジャイルジャパン(4月13日)登壇します!!

参考文献 PMBOK 5th の歩き方

「アプリ開発チームのためのプロジェクトマネジメント ~チーム駆動開発でいこう!」を執筆する際に参考にした文献の紹介です。

 PMBOKとの出会いは1996年版、つまり初版の日本語版です。翻訳を手掛けたのは、今のPMI日本支部ではなくエンジニアリング振興協会でした。わたしはそれを手に入れるためにエン振協の会員になったものです。PMPを取得したPMBOKのエディションは2000年版です。2004年版がもう少しで出るとうわさに聞いて-まぁ、初版と2ndの間が4年でしたから想像はつきましたが-初版から2ndになったときに大幅にページが増量されましたから、2ndから3rdになるときも、もりもり増量になると「嫌だなー」と思って気合を入れて取りました。

今回、本の執筆にあたり、久しぶりに頭からしっぽの先まで目を通しました。2008年版の4thは関心がなかったので書籍でもらったり、PMIの会員特典でPDF版を手に入れても見向きもしなかったことを思うと目的を持っているかどうかで「同じ人間でもこうも変わるものだなぁ」と一人感心したり。

ひととおり目を通して思ったことは、ステークホルダマネジメントが外だしになって一つの知識エリアに昇格したというところでしょうか。

このステークホルダマネジメントを一つの単独の知識エリアにすることは実は理に適っていると思います。それは、プロジェクトの要所ようしょでスポンサーや開発責任者が顔を合わせる機会があるからです。会うタイミングは、プロジェクトがトラブルにではない普段のときから会って、日頃から面識を持っていることにその価値を持ちます。間違ってもトラブルになってからトップ通しを合わせないことです。それでは交渉の切り札を持っていないトップは交渉が一切できないですから。

普段のプロジェクトマネジメントの観点で言えば、プロジェクトマネージャにとってもシステムエンジニアにとっても、PMBOKは単なる器でしかありません。PMBOKだけではプロジェクトは回らないですし、システム開発手法は用意されていませんから。更に言えば、PMBOKはプロジェクトマネジメントの管理のためのツールです。これについては本で言及しているとおりです。進捗管理をするにしても、では実際にどうやってやるかについては一切書かれていないのはみなさんがご存知のとおりです。実際のhow toは、プロジェクトの管理方針に沿って決めなければなりませんし、その管理単位や管理の方法はシステム開発手法に依存します。

その点を理解して読むことがPMBOKを読むときに知っていると理解が助かるのではないか、と思います。

プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOKガイド)第5版 (A Guide to the Project Management Body of Knowledge)

プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOKガイド)第5版 (A Guide to the Project Management Body of Knowledge)