inayamafumitaka’s official diary

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『プロジェクト思考で行こう!~技術同人誌を作る技術』で技術同人誌を書きませんか

みなさん、こんにちは。

ツイッターなどのソーシャルネットワークで告知のとおり、インプレスR&Dから『 プロジェクト思考で行こう!~技術同人誌を作る技術』を本日、刊行しました。

これから技術同人誌を執筆してみたいと考えられている方や技術同人誌の段取りで困っている方など、技術同人誌に関わる方の制作進行の全般をサポートする書籍です。

本書は、技術書典7 (サークルスペース き26D )で頒布予定です。

 

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『プロジェクト思考で行こう!~技術同人誌を作る技術』表紙

本書は、技術書典5で頒布した『技術同人誌を制作するための技術体系*1』を底本として、(気持ち的にはほぼリライトして)加筆、修正しています。

さらに、底本では未公開の各種フォーマット類を利用できるように公開しています。

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底本『技術同人誌を製作するための技術体系』

新しく加筆したコンテンツに、技術同人誌を制作する工程を1枚のシートにまとめるチャートを導入しています。このチャートにより、制作進行でどのようなアクティビティをするかとか、決めごとを明文化しながら進められるようになりました。

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サンプル『技術同人誌の構想と企画』

 エンジニアであれば、ガントチャートPERT図で可視化しようと思いつくと想像しますが、企画以降の制作進行ではそれぞれのアクティビティが相互に関連するため、全体を表そうとすると関連を表す線がビジーになります。それを回避するために、関連を示す線の表記を止め、アクティビティのみとしました。

 

技術同人誌はぜひ、紙の本で発行して欲しいと思います。電子書籍であればインターネット上の電子書籍のプラットフォームなどで手軽に頒布しやすく、受発注業務や在庫管理などを考慮する必要がなくなります。一方、紙媒体の書籍は、コンテンツとしては同じながら、手にしたときの手触り、重量感、視覚として目に飛び込んでくる色合いなど、電子書籍では経験することができない良さを持っています。

 

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サンプル『技術同人誌の装丁』

 

本書は、紙媒体を制作する上で、必要となる基礎知識を底本である『技術同人誌を製作するための知識体系』から拡充し、解説しました。

本書の特徴は、技術同人誌の企画から頒布後の在庫管理や決算まで、技術同人誌をプロジェクトとして捉えたマネジメントシステムになっていることです。

 

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サンプル『技術同人誌のマーケティング

いくら技術的に素晴らしい技術同人誌を制作することができたとしても、想定する読者に届かなければ、執筆した想いを届けることは叶いません。本書では、技術同人誌を出すことをいかに想定する読者に知ってもらえるかについても、章を設けて取り扱っています。

みなさんの経験はみなさんのバリューです。そのバリューをみなさんの中だけに押しとどめておくと、それ以上に増えることはありません。そのバリューを言語化と図式化という表現に変換するプロセスを介して、新たなバリューを作りませんか。

すでに、底本となった『技術同人誌を製作するための知識体系』を参考に何冊もの技術同人誌が出されたと、著者の方からお知らせいただいています。

次は、みなさんの番です。本書がアシスト役となって、1冊でも多くの技術同人誌が世の中に頒布されることを願っています。

 

 

 

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*1:COMICZINで取り扱っています。 https://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=38079